いつかヒトになるためのレッスン

人生いったりきたり。

有限であることを知らないと,何者にもなれない

一週間ちょっとさまよっていた旅行から帰ってきて,今日は夏休み最後の日をだらだら過ごしてました。

 

友達と3泊5日でバリにに行って,日本に帰ってきたその日にトランクを宅急便に預けて3泊4日の台湾一人旅。2カ国巡るのは今回が人生ではじめてでした。

途中から体力がもたなくなって思いっきり寝坊したりしましたが,概ね楽しかったです。バリは3年前に行ったときのコースをなぞる形で周りましたが,一緒に行く人が違うと違う楽しみがあるんだなーとつくづく思いました。まるで違う旅程を辿っているみたいだった。

台湾ももう数えると6回目くらいになりましたが(大学4年の時から年一回ペースで行ってる),台湾はさすがにもうひとりで行くの辛くなってきました。だいたいどこも行ってしまった。

 

旅行に行くと,じぶんがふだん住んでる場所と全然違う光景をたくさん見られたり,たくさんのことがうまくいかない(だいたいは言語が通じない,意図したとおりにものごとがうまくいかない,というところ),ということを通して,世界ってすごく広いんだなあ,ということに気づきます。

世界の他の場所にはいろんな人がいて,その全員が自分と違うことをして生きている。広いなあ,すごいなあ,と毎回びっくりして帰ってきます。

そんで,ぼけっとした生活を送っている場合じゃない,自分も頑張らないと,となかば焦燥感に駆られながら帰ってきて,しばらくは仕事に没頭する,という感じになります。

 

旅行に行くと,あまりに違うものをたくさん見るので,自分は今見ている全然違う人達のように,何にだってなれる,無限の可能性がある,という気分になったりしていました。

でも同時に,「無限だ」って思った瞬間に,無限についての想像がつかなさすぎて何もできなくなるんですよね。何をすればいいか途端にわからなくなってしまう。

理論的には無限なのかもしれないけど,無限って考えるのはもうやめよう,と思いました。すべてのパラレルワールドを気にかけている余裕は,短い人生にはない。

 

有限の人生の中で,有限に狭めた道の中から,どういったルートを選んでいくか。

それなら少なからずヒントを見つけられそうです。

どうしたいんだろうなあ,自分。もうちょっと悩んでみよう。