いつかヒトになるためのレッスン

人生いったりきたり。

2021年度下半期に見たものとか読んだものとか

仕事だいぶヒマだな〜とか思っていたら無事また忙しい時期に突入し、あと私生活でも個人的にあれしたいこれしたいとかいろいろ動き始めたらアワアワし始めるような感じになりました。寒い冬も終わりそうだし、やっと精力的に長時間動けるような気持ちになりそう。やっぱり寒いと活動レベルが下がるのだ。

 

積読本を減らすぞ、と意気込んで年間目標(一応社会人になってから毎年立てている)に3年くらい入れていたのに一向に減らない現状マジでやばいなと思い、ちょこちょこと積読を崩す活動を始めています。マイリストに登録したままにしていたアニメとかドラマも見てる。
いつもなんらか読んだり見たりしたほうが頭があったまるので、いろいろなことやらなきゃと思ったときにちゃんと動けるようになる。いい傾向だ。
というわけで最近見たり読んだりしたものをちょこちょこ紹介します。

 

■クイーンズ・ギャンビット(ドラマ/NETFLIX)

www.netflix.com

 

最近というかさっき見終わったやつ。いいドラマだった。

ドラマって長くて苦手なんですよ。コロナ流行りたてで初の緊急事態宣言だったときはマジで長い梨泰院クラスも夢中で見られたけど、今みたいに仕事が深夜に食い込みがちでジムもガンガン行きたい時期にそれをやるのはしんどいのです。(そのくせYouTubeとかはつけっぱなしにするのにね。なんであれは時間を浪費させるんだろう)

でもこれは7話構成、1時間かからない話もあるのでドラマシリーズにしては比較的とっつきやすいです。

チェスの話ですが、このドラマは並外れた才能と、その代償として近づいてくる悪魔についての話。人から外れたギフトを持つ主人公がどのように悪魔がこまねく手を払えるようになるのか、その過程が綺麗にまとめられていて美しい話だった。構図やライティングもすごくレベルが高い。

 

■メダリスト(漫画)

afternoon.kodansha.co.jp

 

フィギュアスケートの漫画です。びっくりするほどアツい。
夢を諦めた青年コーチと自分を信じられない少女が、年齢の壁を超えてスケーターとして成長していく過程を描く物語。

意志や感情や魂が筆致に如実に現れるタイプの作画がめちゃ好きなんですよ。これもその類です。本当に読んでいて心が震えて、自分のやりたいと思うことを全力でがんばろうと思えるようになるのでぜひ読んでほしい。

 

左ききのエレン(19)(漫画)

www.shonenjump.com

 

最新刊が出たので読みました。もう終盤だなー。

こうやって並べていると、才能があってもなくてもそれとどう向き合うか、みたいなテーマのものばっかり読んでるような気もする。自分は凡人側なので、その凡庸さとどのように向き合っていくか、ということを模索しようとしているのかも。でもそれって「ある程度上限はあると思うがやるだけやってみろ」に集約されるような気もする。

ただ、「気がする」だけだと動けないから、そういうのをテーマにした作品で燃料補給をしているような感じ。それでうごけるなら良し、ではあるが。

 

■往生際の意味を知れ!(漫画)

bigcomicbros.net

 

メダリストとこれは勧めてもらって読み始めた漫画だけど、こっちもめちゃ面白い。短期集中型サスペンスで、最初は意味がわからないけれどだんだんと明かされていく系。

あげくの果てのカノンは名前だけは知っていて気になっていたけれど読んでいなかった。読み始めてから同じ作者の人だと知ったけれど、そっちも気になる。メルカリで買おうかな……

 

ケンブリッジ・サーカス(柴田元幸)

www.shinchosha.co.jp

 

エッセイ?と思ってずっと前に買ったけれど、読みだしたら微妙によくわからないショートショートみたいなやつが入っていて「???」となってしばらく放置していた。
ポール・オースターの訳者としての認識が自分の中で強かったけれど、自分で短編小説も書くのか、と読んでほえ〜となった。

日常と地続きになっている回顧と非日常、そして自己との対話。ifを考えるというのとは少し違う、より自然に自分の中に存在しているもの。だから、意図がわかると読むのが早かったのかもしれない。

 

この調子でたくさん読むぞー。

ちなみに今は岡田育の「我は、おばさん」と「電脳コイル」に取り組み中。