いつかヒトになるためのレッスン

人生いったりきたり。

絶対的な意見を持つと疲れる

突然ですが「なにがあっても絶対嫌な人」ってみなさんの中には存在しますか。

ぼくにとっては「歩きタバコをする人」がそれに当たります。

どんなに仕事ができるように見えても,どんなに人格者に見えても,歩きタバコをする人は一切合切無条件に消滅していただきたいと思うくらい嫌です。

どっか道端に止まってタバコ吸ってるのはまだ理解できるんです。家の中でタバコ吸えないのかなあ,大変だなー,って思うくらい。

でも歩きタバコする人ってダメなんです。歩いてる間も我慢できないくらいタバコが好きならタバコにまみれた汚水の沼に落ちてそのまま沈んでいって欲しい。というか沈めてやろうかと思う。もしくはタバコを持ってる腕を持って膝蹴りをかまして腕を関節とは逆に折りたい。

 

まあどれだけ歩きタバコする人が嫌いかについては置いておいて,こういう「他の要素がどうであれこれだけは絶対に◯◯」という気持ちを胸に持って生きていると,それに当てはまる対象と出会う度に無条件にそのことについて考え始めちゃうんですよ。

これがものすごく面倒くさい。というか疲れる。

ぼくが道行く中で歩きタバコする人に出会う度に腕をへし折っても,この短い人生の上でたかだか数人くらいにしか効果がないんですよ。そして絶対に日本から歩きタバコをする人はなくならない。それは絶対にそう。

だから,自分がコントロール不能な領域に対して絶対的な意見を持つのって,不毛だなあ,と。

(それを突き詰めて考え続けて,人の腕を折らなくても解決するような方法を編み出せる人って本当にすごいんだなあと思います。はやく歩きタバコの領域に対しても出てきて欲しい)

 

そう考えると日本で育まれた「無常」っていい概念だなあ,と。

すべてのものに絶対はない,と考えれば,だいたいのことには心を揺さぶられずに生きていける。あんまりひとつのことに拘泥しなくて済む。

前も記事上でこの本を挙げたけれど,これに書かれていた「人はこれからもっとバラバラになって生きていく」という言葉が頭のなかでずっとくるくると動き続けています。

これから,人はもっとバラバラになりながら生きていく。絶対的な自分,絶対的な相手というものは存在しないし,「日本人」という概念すら,保てないくらいバラバラになってしまうかもしれない。

その中で,「心からわかりあう」なんて瞬間は,もしかしたらこの先ずっと訪れないかもしれない。

でも,それでも「わかりあえないこと」を前提として生きる,と考えると,たいぶ気持ちが楽なのだと思います。

「コミュニケーションとは,他人と同じ気持ちになるということではなく,他人とどこが違うかがもっと微細にわかるようになることだ」というのは上記の本の帯に書いてあるコメントですが,確かにそのとおりだなあ,と。

 

歩きタバコする人のことにいちいち頭の労力使うくらいなら,もっとなんか,おいしいごはんのこととか考えとこう。ラーメン食べたい。

2018年1月に読んだ本

今年は沢山本を読みたいので,毎月どれくらい読めたかの確認も兼ねて月次で読んだ本の紹介でもつらつら書こうかと。

 

というか今月は親にカミングアウトしたり飲みで最大級の醜態かましたり仕事も色々山があったりと人生史上稀に見る精神押し潰されキャンペーン月間だったのですがなんとか今日も生きております。泣きたい。

 

さて本の紹介です。今月は2冊だけだけど。

 

蜜蜂と遠雷恩田陸著) ★★★★★

蜜蜂と遠雷

蜜蜂と遠雷

 

 

音楽とは,麻薬だ。

聴く人々の心をいとも簡単に揺り動かし,打ち上げ,振り落とす。

聴く人ですらそうなのだから,それを演ずる人々はもっとそうだ。

3年に1度のピアノコンクールを中心に繰り広げられるこの物語は,異質な才能と共に現れた天才少年・風間塵や,一度は神童と呼ばれながらピアノを止めてしまった栄伝亜夜といった,ピアノに人生を捧げる人々が織りなす青春群像劇。

一度ピアノに囚われた人は,決してそれが生み出す絶頂の感覚から逃れることはできない。苦しくて悔しくて,絶望して,でもしがみついて。魂を燃やしながらピアノに食らいついていく登場人物の姿がまぶしかった。

決して天才だけの物語ではなくて,努力型の「凡人」である高島明石が組み込まれていたのも,自分にとっては救いだった。

作中で弾かれた曲を同時に聴きながら読んでいたらすごく楽しかった。特に気に入ったのはサン・サーンス「アフリカ幻想曲」,バルトーク「ピアノ協奏曲第3番Sz.119 第3楽章」,ドビュッシー「喜びの島」の3曲。

 

 

■観察の練習(菅俊一著) ★★★☆☆

観察の練習

観察の練習

 

 

21_21 DESIGN SIGHTの「単位展」「アスリート展」に関わった菅俊一の初単著。物事の切り取り方というか,視点の置き方がすごいなあ,と思っていて買った本。

表紙の装丁から結構凝っているというか,判型も単行本にはほとんどないA6版だし,鰐皮みたいな加工してるし上に題字がへこむようにラミネート加工みたいなの上にかぶせてるしいくら使ってんだ贅沢すぎだろ!という感じで装丁マニアにはたまらない(?)感じの本です。

中身は中身で,あの展示の視点を習得するためにはこういうふうに物事を見ているんだなあ,という菅さんの考えが読めてよかった。単一の者を見ているつもりでも,人によって見方が同じだったり違っていたりして,面白いよね。

 

 

 

今月は3冊は読みたいけどいけるだろうか。いける気もする。なんとか。

銭湯の話

落ち込むことがあると銭湯に行くようになったのは,いつからだったろう。

 

仕事でなにかミスをしてしまったとき。謝らなければいけないところでちゃんと謝れなかったとき。何かやらかしてしまって,迷惑をかけたとき。精神的にすり減ることがあったとき。

まず浴槽につかってから全身を洗って,あとはサウナか熱い風呂に入るのと,水風呂に入るのを繰り返す。だいたい3,4往復すると満足して,最後にぬるめのお風呂に入ってから風呂を出る。そうすると,だいたいスッキリした気分になる。

 

サウナや熱い風呂に入っている時は「熱い」と思っていれば済むし,水風呂に入っている時は身体が冷たくなった反動で頭がぼうっとして,やっぱり何も考えなくて済む。それを何回か繰り返すと,強制的に悶々とした気持ちを頭から追い出すことができる。

ただこれって,ただ一旦落ち着くための応急手当であって,風呂に入ることで根本の問題が解決するわけではない。やらかした仕事のミスはそのままだし,謝れなかった事実は変わらないし,かけた迷惑が煙のように紛れて消えてしまうわけでもないのだ。

 

人生にリセットボタンはない。

一度起きたことは,なかったことにはならない。

同様に人生は数式ではないので,プラスの出来事とマイナスの出来事があった時にそれらが相殺されてプラマイゼロ,なんていうこともない。

ただプラスの出来事がひとつと,マイナスの出来事がひとつある,というだけだ。

それらをぜんぶひっくるめて背負いながら,少しでもマイナスが増えるのを防ぎつつ,プラスをもっと増やせるように生きていくしかない。

 

でも,どこかで気持ちを立て直さないといけないときはある。

だから,風呂に入った後に思っていたいのは「明日からまた頑張ろう」であって,「ああリセットされた,よかった」ではない。

明日からまた,頑張ろう。

ひとり自宅ライブの日

今日はどようび。

年明けから数週間くらいバタバタしながら過ごしてきたので,午前にパーソナルトレーニングがあった以外はなんにも予定のない,平和な一日でした。

パーソナルトレーニングしてもらうのも今月でまる2年になりました。ちゃんと成長できてるかな。きっとできてるはず。)

 

トレーニングが終わってお昼を食べて,もうお昼すぎ。いつもだったらどっかふらふら外をさまよって,アキバに麻雀うちにいったりひたすらゲーセンをぶらぶらしたりして時間を過ごしていたのですが,なんか今日はちょっと疲れたなーと思ってそのまま家に帰ることにしました。

帰る途中に無印で新しいバスタオルを二枚買って,ニトリで台所のシンクの下を2段にする棚を買って,ベッドのシーツを変えたり,その時にベッドの中から掘り起こしたピアノを練習してみたり,昼寝したり,fgoしたりしてたらもう夜でした。

 

 

すっかり晩飯の時間になったけど全く作る気も食べに行く気も起きなくて,ぼーっとメールを見てたらドミノピザのLサイズピザ半額クーポンがあったのでポチッとしてしまった。

んで,誕生日の自分へのプレゼントに買った星野源のライブブルーレイもまだ明けてなかったので,ピザ食いながら見ようと思ってごそごそ取り出したのでした。

 

 

恥ずかしながら人生でアーティストのライブ映像作品買ったの生まれて初めてなのでした。Perfume好きって言っておきながら全くライブDVD買ってない。のに星野源が追い越してしまった。あわわ。

 

40分かかりまーすって言ってたドミノピザが20分で来たから,慌てて再生し始めたライブを一時停止して机のものをどけて,いざ本編視聴開始。

 

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いざライブ開始

 

死ぬほど楽しい。

びっくりするくらい楽しい。ピザ食べてるうちは電気つけて見てたんだけど,途中からこれ暗くしたほうがいいやつだよね?と思って電気消して真っ暗の状態で見たらめっっっちゃ楽しいの。やばい。

ライブDVDってアングルのとりかたがほんとにきれいなので,最高の状態でライブを見られる。特等席って言われる理由がわかった。とてもわかった。

 

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後光かってくらいアングルが最高


一人で旅行は行くくせに普段の休みだと一人で何したらいいか最近わかんなくなってきちゃって,なんとなく外に出てブラブラしたりとか,ゲームしたりとかして時間を潰したりしてたんだけど,家でごろっごろして,好きなことして過ごす休日ってふつうにいいなあと思いました。

 

というのを28になってしみじみ感じるというね。今更感あるよね。

まあいいや。良い一日でした。ねむい。

洗濯乾燥機に買い替えたら人生が変わった

しばらく文章を書いてなかったので,ついでに最近感動した話を。

 

昨年末に引っ越したんですが,だいぶ家具とか家電とかボロが出てきてるなーと思ったので,特にダメだったものをいくつか買い替えたのです。

 

・洗濯乾燥機

・ベッド

・ドライヤー

 

全部最高に良かったんですが,今日はひとつめの洗濯乾燥機のことを書きます。

 

 

買ったのはこれ。 

 

嫁入り道具これでいいんじゃないかってくらい高かった。

洗濯乾燥機って15万くらいでいいやつ買えるんじゃないのー?とか思いながら価格.com開いたんですが,ちょっとお口あんぐりな感じの値段で最初はビビりました。

でも,洗濯乾燥機持ちの友達からは買ったら人生変わるよマジで!と言われ,どうせでっかい買い物するならちゃんといいもの買いたいなあ,と思って,わりとハイスペックのものを買いました。

 

でっかい買い物するんだから,と各メーカーでどんな特色があるんだろうとか,乾燥の方式は何が違うんだとかまあまあ調べました。ただ大手メーカー(パナソニック・日立・シャープ・東芝)は洗浄に関してはだいたい「温水で洗える・よく落ちる洗浄モードがある・ふっかふかに乾く」みたいな基本機能はついてるので,あとは乾燥の方式とか,その他にちょこちょこついている追加機能とかで選ぶしかないんですが,その比較がいちいち面倒くさい。

 

ので自分はとりあえずCMに出てるメンツで選びました。

ザッツミーハー。

 

パナソニックPerfume

日立:二宮和也

シャープ:なし

東芝満島ひかり

 

もう完全にPerfume以外の選択肢がありません。決定。

別に洗濯乾燥機買ってもPerfumeには課金できないんですがいいんです。気分です。

ちょっと二宮と悩んだけど(日立は他メーカーと比べるとワイシャツがぱりっと仕上がるっぽいです),自分は仕事でスーツほとんど着ないし,まあパナソニックにしようかなと。

 

 

でも普通にパナソニックの洗濯乾燥機にして良かったです。

簡単に言うと「洗濯することに対する労力コストがほぼゼロ」になりました。

 

洗濯って,ふつうにやると

・洗濯物を洗濯機に入れて

・洗剤と柔軟剤と漂白剤を測って入れて

・洗濯終わるまで待って

・終わったら洗濯物をかごに入れて運んで

・ハンガーに通して干して

・乾いたらハンガーから外して畳んだりハンガーのままクローゼットにしまって

という,これだけの工程があるんですよ。

 

それが洗濯乾燥機に変わると,とりあえず洗濯物突っ込んでスイッチ入れれば乾いたほかほかの状態で洗濯物が出てくるようになります。あとはたたむだけ。

普通にこれだけで感動しました。てか乾燥機で乾燥するとめっちゃふっかふっかなのな洗濯物!ほんとびっくり!

ずっと部屋干しでごわごわした,生乾き臭がする感じのバスタオルで1枚あたり2日間くらい身体を拭いてたんですが,そういう不快感が一切なくなりました。

毎日洗ってある,ふっかふかのいい匂いのするバスタオルで身体を拭けるってめちゃくちゃ幸せなんだなあ,とこころから実感しつつ毎日を過ごしています。

 

そして洗濯物を部屋干しすることがなくなったので,部屋が臭くなくなりました。あと洗濯物に邪魔されて部屋が暗い,なんてこともなくなった。これもめっちゃうれしかったです。

 

その上パナソニックの洗濯乾燥機のスペックいいほうのやつ(NA-VX8800/9800)は,なんと洗剤と柔軟剤も自動で投入してくれるんです!


液体洗剤・柔軟剤 自動投入説明動画【パナソニック公式】

 

洗濯機にあるタンクに洗剤と柔軟剤を入れとくと,洗濯物の多さに応じて最適な量の洗剤と柔軟剤を自動で入れてくれるスグレモノです。

これ地味にいいんですよ。毎回洗濯物の量を気にしながらえーどれくらい入れとく?ちょっと汗臭いから多めに入れとく?あー入れるところからこぼれちゃった―とかいう作業が一切なくなるので。

 

 

以上の機能なりなんなりのおかげで,自分が洗濯するときの動作は以下で済むようになりました。

・洗濯物を入れる

・スイッチを押す

・終わったら洗濯物を出してたたんでしまう

(終わってもしばらく勝手にドラムがくるくるしてシワがつかないようにしてくれるので放置してても大丈夫)

☆しかも出てきた洗濯物はいつもふっかふかでいい匂い!

 

 

ひと月半くらいしみじみと洗濯乾燥機の恩恵に浸り続けているのですが,要するにこれは「持続的に感じているストレスを大幅に削減させる」という効用が洗濯乾燥機にあった,ということなんだと思います。

洗濯するときにする必要があることが多いからどうしても洗濯する頻度を下げたくなるし,そうすると放置した洗濯物は臭うし汚れも落ちにくくなっていくし,だから干しても臭さが残るし,取り込むのが面倒だからまた洗濯したくなくなるし,部屋は暗いし期着たい服は延々と着れないし……

と,延々と続く負のスパイラルって,案外生活に影響を与えてたんだなあ,と。

洗濯乾燥機に買い替えてそのスパイラルが一切無くなったし,何より洗った洗濯物がすっごくいい匂いでよく乾いてるのって純粋に幸せなんですよね。無条件に嬉しい。洗濯するのが楽しい。

 

毎日いい気分で服を着て出かけられるのが気持ちいいから自然と日々のテンションも下がりにくくなるし,生活全体のクオリティが上がる魔法の家電でした。ほんと買ってよかった。

 

みなさんもぜひ,冬のボーナスもらった人はそれ握りしめて家電量販店に行ってください。もらってない人でも,お金を貯めてでも買う価値があるものだと思います。

 

次はドライヤーの話でも書こうかなあ…

葉物野菜が高かった

年も明けたし,今年こそは筋トレもたくさんしてカッコいい自分になってやるぞ―!と意気込んでいるわたしです。

あけましておめでとうございます。今年はいろいろゆるゆるやるのではなくて,しっかり持続して努力できる人になろうと思います。

 

そんでもって,とりあえず年末から最大限の暴飲暴食をかました身体を一旦お休みさせるために,年明けは鍋でも作って夕飯の炭水化物を抑えようかなー,とか思ったりして,近所のスーパーをちらちら見回っています。

去年の末に引っ越しをしてから近所にちゃんとしたスーパーがある生活になったので(しかも3つもある!),こりゃ自炊のしがいがあるなあ,とか思っていたのですが。

 

葉物野菜がめっちゃ高いわ今年。

 

ほんと意味わかんないくらい高い。めっちゃ小さい白菜が1/4で198円とかする。ニラに至っては256円とかする。

256円て…!時期によっちゃニラ3束買えるわ!!

 

聞けば今年はめっちゃ野菜が不作らしいですね。他のスーパー2つくらい回ったんですが見事に同じ値段で白菜が並んでました。かなしい。

何とかギリ通常価格で買えたナスと舞茸を買って,年末に作って冷凍しておいたミートソースにぶっこんでちょっと野菜多めのミートソースパスタを作りました。

ガッツリ炭水化物食べてしまった。まあ,それを消費できるだけ運動するのだ,うん。

必要に迫られて旅に出たい

 

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

 

 ぜーんぶ捨ててどこかに行きたくなる時がある。もはやここにはいられない、だからかばん一つに入る荷物だけを持って家を捨て、どこかに向かいたくなる時があるのだ。

 

村上春樹作品の主人公は、「自分の力ではどうにもならないある事情」とか、「そうする他ない」ような流れで旅に出る、というパターンが多い気がする。

僕は、その主人公たちが荷造りをしているシーンを読むのがとても好きだ。

選びすぎると重くなる。だから、信頼できるものを最低限選ぶ。丈夫で使い勝手の良い服、多少のことでは壊れない道具、何度も読み返したくなる本、音楽を聴くためのプレイヤー。そこには甘えや迷いは存在しない。余計なものを持つことは、自分を苦しめることにつながるから。

 

たぶん、今の自分は「決心したい」のだと思う。きっと自分が生きていきたい場所はここではなくて、別の場所にあるのだと思っている。

散々悩んで、でも気持ちは変わらなかったから、きっとそういうことなんだ。

自分で自分の心を殺さないように生きよう。もっと楽しいことをたくさん考えて生きられる場所を探そう。

 

余計なものは置いていって、ほんとうに大事と思うものだけを選んで、生きていこう。