仕事が死ぬほど忙しかったのもあって、ブログも書かずへろへろになりながら自分用の日記ばかり書いてたら、どんな感じでブログ書いてたのかぜんぜんわからなくなっちゃいました。
とりあえず仕事は一旦ひとくぎりついたので、ぼちぼち読んでた本の話とかしながらリハビリさせてください。JGC旅行記も書く…書きますともちゃんと……
・本
夜間飛行
いつか読んでみたいと思っていた、サン=テグジュペリの小説。
心臓を掴まれるような苦しさと、それを上回る美しさ、儚さの詰まった物語だった。表題作のラストの描写の美しさが圧倒的すぎて、読み終わった時にしばらく放心してしまっていた。
まだ高性能な計器も衛星通信もない時代。自然の大きすぎる力を侮ることなく、正面からその恐怖と向き合っていた時代だからこそ、こんなにも過酷で、でもどうしようもなく美しい物語が生まれたのだと思う。
〈子ども〉のための哲学
Amazonで中古本を買ったら、上の装丁ではなく古い装丁の本が届いてしゅんとしていた。講談社現代新書の装丁好きなんです…。
「哲学」というものになんとなく惹かれ、法学部のゼミで法哲学を自分が選択した理由が、これを読んで腑に落ちたように思う。
「哲学はどんな価値も前提としないことがゆるされる(すべての価値を問題にできる)唯一の営み」という一説が自分を大分救ったように思う。何かを自分の中で考える時に世間体とか倫理とかで鎖をかけることはないんだ、ということがわかるだけで、心がだいぶ楽になる。
それしか ないわけ ないでしょう
啓文堂書店で一時期鬼プッシュされていたヨシタケシンスケの絵本を、時間があったので本屋で立ち読みした。
ひとことで言うとクリティカル・シンキング(批判的思考)について学ぶ絵本なのだけれど、これだけ語彙を削って絵本にするくらいに物事を分解して語れる力、純粋にすごいと思う。
・マンガ
さめない街の喫茶店
自分の好みの例に漏れず食べ物漫画なのですが、これはねえ…すごい良かったんですよ……
少しずつ記憶を失いながらも、夢の中の世界に沈んでいく様子が人生のモラトリアムを表しているようで、読んだ当時(3月くらい)超絶仕事がヒマで何をする気もなくしていた自分には響いたんだと思う。
更新スピードがめちゃくちゃゆっくりなのですが、2巻そろそろ出るくらいなんじゃなかろうか。Web連載されているので、とりあえず最初3話読んでみてみてください。
これいいよと勧めてもらって買った漫画。ループものもめちゃ好きなんすよね…あと幽霊とか妖怪とかも好きなのでドンピシャでした。
ループものってループしてるなかで「繰り返すの嫌だ!」ってなる展開に毎回なるんですけど、実際の人生でもループしているかのような変化のない暮らしに気を抜くとなっているときが時々あって、そういうふうにならないように楽しいことたくさんしたいな、って気分になります。毎回。
2月に読んだ本と漫画しか、1時間くらいでは書けなかった…。
今年は買う時点である程度面白そうなのを選定しているのと、本は面白くなさそうと思ってもとりあえず放置せずにざざっと読むことを心がけているので、例年よりはペースが早め。
てか今年度と比べると昨年度は本当に何もしなかったな、自分…。時間が腐るほどあったはずなのに、何やってたんだろ。